【堺市長選挙にみる大阪の政治の特殊事情】

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【堺市長選挙にみる大阪の政治の特殊事情】

2017/09/07

堺市長選挙が9/10告示、9/24投開票で行われます。そして大阪府議会議員と堺市議会議員の補欠選挙も、9/24投開票で同時に行われます。

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堺市長選挙の構図は「維新vs自共民」。

共産党はあくまで「自主支援」と謳っていますが、共産党の街宣車にも、街中のほぼ全ての共産党掲示板にも、現職市長のポスターを貼りまくってます。これは単に横に貼っているのではなくて、共産党さんの公式な掲示板に貼ってるわけです。共産党の現職市長を応援する集会では、かなりの動員がかかっていますし、相当数の運動員が動いています。

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だから実態は「維新の新人vs共産の現職市長」なんです。しかし、なぜか自民党が維新への対抗心から現職市長の推薦をしているという奇妙さ。この状況は個人的にはとても不思議ですし、どうせならば自民党大阪府連から独自候補を立ててもらって正々堂々と戦った方が、よほどスッキリすると思うのは私だけでしょうか。

大阪以外の地域の人にはあまり理解しがたいかもしれませんが、実は四年前も同じ構図で、「自民＋共産＋民主」が同じ街宣車に乗って演説したり、共同の告知ビラを配ってたりしてました。
敵陣営ながら、政権与党である自民党さんには保守の王道であって欲しいと思う1人として、共産党と自民党が同じ街宣車に乗る光景は、これから先二度と見たくありません。

ちなみに、うちの地元の寝屋川市を始め、「自民＋共産」という組み合わせは大阪ではたまにあることですが、個人的には違和感しかありません。
（参考：2015年の寝屋川市長選挙では、自民党の大阪府議であった北川氏を共産党が支援して、僅差で当選した。）
http://www.jcp.or.jp/web_member/2015issei/2015kushicho.html

さらにおかしなことに、同日に行われる大阪府議会議員補欠選挙。「維新公認中川あひきこ氏vs自民公認西村氏vs民進推薦ごきゅう氏」という構図なのに、自民西村氏と民進ごきゅう氏のポスターは、どちらも竹山市長とのコラボポスター。自民党にいたっては小泉進次郎さんまで登場。同じ選挙の対戦相手なのに、どちらも竹山市長との2連ポスターって、自民党はコケにされてるんではないですか。