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10年の区切り
2018/09/11
父が亡くなって早いもので10年。
先日、親族とごく親しい方だけで神式にて古式にのっとり十年祭をとりおこないました。
気難しい昔ながらの頑固オヤジで、酒やタバコはやらなかったけど絵に描いたような昭和の亭主関白で、風貌は眼光鋭い強面。友達は少なかったけど付き合いはとことん深くて情に厚く、礼儀にうるさく曲がった事が嫌いで、西郷隆盛と三島由紀夫が好きで、空手道六段で、質実剛健と文武両道が教育方針でした。
ずっと自営業でやってきて、病気は気合いで治すもんやと言っていて、何十年も病院にかかったことがなくずーっと健康体でピンピンしてたのに、ほぼ初めて受けた検査結果が末期ガンでした。
3歳から毎週、父が主催する空手道場の稽古に行き、全体稽古＋個人特訓の3時間。そりゃ多少腕っぷしは強くはなるけど、なんでこんなにしんどいことやらなあかんねん！って思った時期もあった。でも振り返ればいい思い出しかなく、おかげでたくましく育ちました。
小1になると毎週1回父との勉強会が始まって、友達と遊びたくてその時はすごく嫌だった。でもお陰で歴史や古典に興味を持つようになったし、父の人生観や死生観を学ぶいい機会でもありました。
政治や経営を志した原点となった幼少期からの父からの教えに感謝。
10年の区切りを期に、亡き父と“向き合う”のはそろそろ卒業して、父を“背負って”生きていこうと思います。
うちのムスコ2人も強くたくましく育ちますように。ただ、親父みたいに厳しく育てられるか心配。。。笑
