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橋下徹さんの「政権奪取論」から考える地方での戦い
2018/10/19
【橋下徹さんの「政権奪取論」から考える地方での戦い】
最近、著書を読んだこともあり、維新の創業者である橋下徹さんがどんな思いで政治に向き合ってきたかに思いを馳せる機会をもらった。もちろん橋下さん頼みからは卒業しないといけないが、企業経営でも創業者の原点に返ることで多くのヒントが得られるのと同様に、維新の一員としてはやはりそこに最大のヒントがあると思っている。維新を離れた橋下さんも、創業者の原点に思いをはせるくらいは許してくれるだろう。
戦後の政治史を形作ってきた自民党だからこそ逃れられないしがらみと、自民党一強体制による歪みを乗り越える未来志向の政策を実現するには、強い野党が旧体制と対峙し、しっかりとした未来像を示していくことが必須である。私も二大政党制による切磋琢磨こそが健全な民主主義を成り立たせると信じているが、現実問題として野党が力をつけるのは本当に死に物狂いの戦う姿勢が求められる。
長年自民党が長年根を張ってきた組織、親の代からの支援者、業界団体との強いパイプなど、地元で活動すればするほどその強固さを目の当たりにする。まさに強固に根を張った「地方の豪族」である。そこに地方議員、首長といるわけである。
橋下徹さんがやろうとした「しがらみを断つ未来志向の政治」を本当に実現しようとすれば、まさに死に物狂いの戦いに勝ち抜かなければならない。
野党がやるべき第一歩は、地方で地力をつけること。地方の課題を徹底的に洗い出し、「市町村→都道府県→国」というそれぞれの役割で新しい政治を一気通貫でやり遂げられる実行力が必要で、それを各地方で実現していくしかない。
そのためには、著書で示唆されているように、地方議員選挙に勝ち抜き、首長選挙では与党と徹底的に戦って、維新の首長の実行力や実現する政策を有権者に実体験していただき、共感を得ていくことこそが王道である。まさに、「地方の選挙で戦う力のない野党に、国政選挙で戦える力があるはずがない(引用)」である。
来年は統一地方選挙、参議院議員選挙、大阪府知事&大阪市長W選挙が行われる選挙イヤー。私の地元でも、大阪府議会議員選挙(寝屋川、大東&四條畷)、寝屋川市長選挙、寝屋川市議会議員選挙、四條畷市議会議員選挙が行われる。ここに憲法改正の国民投票、大阪都構想の住民投票が行われる可能性もある。まさに、2020年後の新しい時代を有権者に真剣に考えてもらえる良いチャンスでもある。
#橋下徹 さんの神通力から卒業し、地方から国を変えるということを実現しようとするならば、大阪で生まれた維新の会がより多くの自治体で首長選挙、地方議員選挙に勝ち抜き、実行力を発揮していくしかない。
だからやることはシンプルに、支持者を増やすこと、選挙に向けて優秀な候補者を発掘し志高い同志を増やすことに尽きる。