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衆院補選の振り返り
2019/05/04
【衆院補選の振り返り】
今回の補選は、W選挙をはじめとする前半戦の勢いが追い風となって、私個人の実力以上の期待票が集まったのは間違いない。候補者数が違うとはいえ、大阪12区で吉村知事は10万票、私は6万票。紙一重の勝負だったし、私個人はまだまだ力不足。これからやるべき事がたくさんある。
ただ、この風の中でも「演説を聞いて投票したよ」という声を少なからず頂けたことは私にとって大きな財産。この声を激励と受け止めて、投票して良かったと思ってもらえるような政治家になるよう、国会でも地元でも、地道な努力を積み重ねたいと決意を新たにしています。
選挙を通じて大切にしたのは、演説を通じて政策やビジョン、他政党との違いを「わかりやすく」伝えていくこと。駅頭だけでなくスーパー前や住宅街などいろんな場所で演説し、ネットでも多く配信してもらった。有権者の多くがネットで情報をとる時代、これは絶対にやるべきことと改めて感じた。
選挙戦後半になると、ネットやテレビで演説動画をみてくださった方が、生で聞いてみたいと言って実際に現地に来てくれてたくさん声を掛けてくれた。これはすごく嬉しいことで、ネットとリアルが融合する事例を体感できた。
一昔前の選挙では「〇〇さんが△△駅前で演説してたらしいよ」で終わっていたが、今は「〇〇さんが△△駅前で◎◎の話してたよ。ネットでも見れるみたいよー」というように、内容までリーチすることができる。だから有名な応援弁士が来ても、何を話すかまでチェックされる。
ネットの時代では、失言は切り取られるし、良いも悪いもすぐに拡散されるし、軽口でも嘘はつけない。私自身も、一日に何度も演説を撮られるのはプレッシャーだったが、すぐに慣れて集中力が増し、とても鍛えられた。
また、いくら大臣や有名人でも、リップサービスで一貫性の無い質の悪い応援演説をすると、ブーメランのように跳ね返ってしまう事例も目の当たりにした。
これからの活動で常に気に留めておきたいことは「わかりやすさ」だ。複雑な問題を小難しく言うのは下の下、本当にスマートな人は、難解な問題もシンプルにわかりやすく伝えることができる。これが政治を身近に感じてもらう第一歩。