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グラレコ版 日本大改革プラン

2021/10/13

維新が発表した「税と社会保障と成長戦略」を網羅的かつ相互補完的にパッケージ化した日本大改革プラン。実は最近、他党の議員や官僚の皆さんにも個人的に質問されることが増えてきました。

本プランは政策領域が非常に広く、専門的な部分も多くありますが、まずは多くの国民の皆様に改革の方向性を知っていただきたく、より親しみやすいようにグラフィックレコーディング(グラレコ)で表現してみました。

拡散自由、転載自由ですので、是非とも多くの皆さんに見ていただきたいと思います。
(ただし、内容の改変・修正しての拡散は不許可とさせていただきます。)

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【1/12 課題意識編】

現在の延長線上に解決策は無い。

約30年間、日本の経済状況は先の見えない状況にあります。GDP成長率は先進諸国から取り残され、賃金水準は下がる一方で、個人も企業も資産を有効活用せずに溜まり続ける状況です。これはまさに、社会に漠然とした将来不安が蔓延してしまっている結果でもあります。
政治行政は現状維持&微修正を繰り返し、対症療法的な手しか打てずにいます。この現状を打破するため、勇気を持って大改革を実行しなければ新しい時代の社会像を創り上げることができないということが、我々の課題意識の出発点です。

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【2/12 課題意識編】

負のループから抜け出せない日本社会。

人口減少・超少子高齢社会、東京一極集中と地方の衰退、世界における日本企業の影響力低下、経済の低迷、増え続ける社会保障負担、上がらない賃金水準、可処分所得の低下、チャレンジできない脆弱なセーフティネット、社会の競争力を低下させる既得権益と流動性の低さなど、多くの社会課題が重なり合い、「成長しない経済」と「拡大する格差」で未来に希望を持てない日本社会となってしまっています。

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【3/12 具体的なプラン編】

経済成長と格差解消を実現するグレートリセット三本柱。

私たちが目指す大改革の方向性は、「税・社会保障・成長戦略」を三位一体に組み合わせた政策パッケージです。
・税制   → 超シンプル化とフロー活性化。
・社会保障 → 誰一人取り残さない事前給付によるチャレンジ推奨型のセーフティネットへの転換。
・成長戦略 → 労働市場の流動化、既得権益打破、民間活力の最大化。

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【4/12 ベーシックインカム解説編】

ベーシックインカム(BI)とは?

社会保障改革の肝は、事前型セーフティネットの究極の形であるBIを活用した「再分配の仕組みの再定義」です。全国民に一人あたり月額6〜10万円給付するとしたら事業規模は約100兆円となりますが、その多くは既存社会保障のムダや不合理の置き換えや組み替え。加えて、マイナンバーやデジタル化を活用した行財政改革で十分賄うことができます。
BIの政策効果は、消費喚起、子育て世帯の支援強化、行政コストの削減、地方分権の推進、不合理な格差の解消などと幅広く、一つの制度で多くの社会課題を解決に向かわせるものであり、大改革による経済成長の果実を再分配に有効活用していきます。

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【5/12 BIの有効性編】

有事も平時も安心の事前型セーフティネットの構築。

今の日本のセーフティネットは、平時においても脆弱かつ不公平。加えて、有事においては国は誰がどの程度困っているか把握できず、公平公正な支援をすばやく実施する仕組みがないということが、このコロナ禍で浮き彫りになりました。
現在の事後型で申請主義をベースとした社会保障制度を、平時も有事も全国民に対して漏れなく手を差し伸べることができる「事前型セーフティネット」へ転換することに加え、基礎年金、生活保護制度、労働市場政策における多くの問題をシンプルに解決へ向かわせようとするものです。

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【6/12 年金制度編】

現行の年金制度の問題点。

低年金無年金問題は深刻で、すでに基礎年金を満額もらえない人は数100万人存在し、現役世代の未納率は約30%という異常事態です。年金問題は就職氷河期世代問題とも関連し、老後生活保護問題へ直結していきます。年金財政はすでに保険料だけでは賄えずその半分は税金が投入されていることに加え、年金財政を持続可能にするためには、給付額を減らしたり支給開始年齢を遅らせたりするか、保険料を増額するかしかありません。「百年安心」は年金制度の話であって、年金生活の話ではないのです。

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【7/12 生活保護問題編】

現行の生活保護制度の問題点。

低所得者層のセーフティネットである生活保護制度の最大の問題は、本当に必要な人に届いていないという「低い捕捉率(約20%)」であり、年々増加するワーキングプア層に手を差し伸べることができていないことです。仮に制度を利用できたとしても、働くと給付額を減らされるということもあり、労働意欲とやる気を削いてしまうという現実があります。「狭く、深く、抜け出しにくい生活保護」から「チャレンジできるユニバーサルな生活保障」への転換を目指すべきです。

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【8/12 労働市場問題編】

労働市場の流動性を高めて、社会全体の生産性を向上しよう。

日本の労働市場の最大の問題点は、強固すぎる労働規制によって適切な労働移動が起こらず、新陳代謝が悪いことです。また強い規制で権利を守られているのは「正規雇用」であり、近年増加する「非正規雇用」との格差は大きな壁となっています。
労働市場の流動化のため、解雇規制の緩和、再就職や再教育の支援強化、失業や転職時のセーフティネット強化をセットにした「フレキシキュリティ(フレキリビリティ+セキュリティ)政策」を推し進め、すべての労働者が本当にやりたいことを探すチャレンジを後押しし、社会全体の生産性を向上させるべきです。

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【9/12 所得税改革編】

可処分所得を増やす、公平でシンプルな所得税へ。

「ベーシックインカム+フラットタックス+総合課税」の組み合わせにより、給与所得者の所得税に対して大幅な実質減税を実施し、頑張った人が報われるチャレンジ推奨型の所得税制へ転換します。これは、国民の可処分所得を直接的に増やす再分配政策であるとともに、消費喚起型の経済政策でもあります。また、主要国の税制とのバランスも配慮しつつ、不公平税制の一つである高額所得者の逆累進性(所得1億を超えると逆に税率が安くなるという現象)を是正し、適正な負担をお願いすることで不合理な「重税感」を取り除いていきます。

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【10/12 ベーシックインカム編①】

ベーシックインカムがあったら?

ベーシックインカムは「チャレンジのためのセーフティネット」の究極系です。独立起業へのチャレンジを後押し、地方移住の促進、低年金無年金問題の根本解決、有事の一時的な困窮に対する安全網、子育て世代の経済的不安解消、ワーキングプア層の負のスパイラルを断ち切る効果など、現行制度で手を差し伸べられていない方々を下支えするとともに、チャレンジを後押しする制度です。

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【11/12 ベーシックインカム編②】

「チャレンジのためのセーフティネット」としてのベーシックインカム。

漠然とした不安が蔓延する日本社会において、新しい時代を作り上げるのは、やはり国民全体の前向きなチャレンジ精神だと思います。ベーシックインカムによって、新たなチャレンジに一歩踏み出す後押しとなり、仮に失敗しても再チャレンジが認められる社会を実現し、社会の活力を取り戻します。

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【12/12 自民vs維新編】

古い体質、現状維持&微修正型を脱却し、新しい時代を切り拓こう!

自民の政策思想(=現在の日本)
◼社会システムは現状維持で微修正
◼特定の支持母体に目が向いた政策
◼既得権益層への改革には非積極的
◼現世利益主義
◼調整型の大人の政治
◼合理性や効率性の追求より、前例踏襲型の政治
◼中央集権型の統治機構
◼公がプレーヤーとして富の創出を牽引できる

維新の政策思想(=未来の日本)
◼微修正ではなく、社会システム自体を大改革
◼特定の支持母体ではなく広く国民に支持される政策
◼既得権益や旧体制の利権構造を打破
◼未来志向、将来利益最大化主義
◼調整型では乗り越えられない一点突破型の政治
◼合理性追求型の政治
◼地方分権型、多極分散型の統治機構
◼富の創出は民間、富の再分配と環境整備が公の仕事

 

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