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【事務所開きでの決意表明の内容】
2017/05/08
4月23日(日)に行いました事務所開きにて、私自身の政治への志をお話しさせていただき、決意表明をさせていただきました。お話させて頂いたのは下記のような内容です。
少し長くなりますが、ご一読頂けましたら幸いです。
※若干、文章としておかしくないように、要約&リライトしていますのでご容赦ください。
<決意表明>
皆様、本日はお集まりいただき頂きまして、誠にありがとうございます。ただ今、ご紹介を賜りました、「日本維新の会 衆議院大阪第12選挙区 支部長」を拝命しております、藤田文武と申します。
本当に特別な想いで今日という日を迎えました。昨日まで事務所スタッフと一緒に準備をしていたのですが、「どれだけの人が集まってくださるのかなあ…」という不安もありました。しかしこんなにたくさんの、外に溢れてしまうほど、そして恐縮ながら立ってお聞きいただく方がこんなにたくさん出てしまうほど、多くの方にお越しいただいいての事務所開きを開催させていただけること、まずもって御礼申し上げます。ありがとうございます。
足立さん(来賓ご挨拶をいただきました足立康史衆議院議員)、今日はありがとうございます。本当にご多忙の中、お越しいただきました。足立さんとは深いご縁がありまして、2012年の維新政治塾にて同じ班で学びました。そのころから、足立さんはめちゃめちゃ”毒舌”でして(笑)、同じ班の塾生メンバーを政策論でボコボコにしていまして、そんな足立さんになぜかとても魅力を感じて、一緒にご飯を食べながら、いろんなことを語り合ったことをとても懐かしく感じています。
今まさに、その足立さんと一緒に、そしてまた、大阪12区の先輩議員の皆様と一緒に戦えることを、本当に嬉しく思っております。
せっかくの機会ですので、わたくしの思いをお話しさせていただきたいと思います。
私は大学時代から政治の道を志していたのですが、正直はじめは漠然とした、ぼんやりとした目標でした。しかし、そんな目標を持ってどんどん勉強していくうちに、今のこの日本に対する大きな危機感を覚えるに至りました。
私の父は約9年前に他界したのですが、団塊の世代と呼ばれる年代でした。父の若いころは、社会全体が上げ潮というか上向きというか、そんな時代でして、個人個人は何かしらの不安はあったかもしれないけれども、社会全体としてはとても前向きな空気が流れていて、社会全体の成長を実感できるような時代であり、そういう前向きな社会心理や時代の雰囲気を私も感じながら、父親の思いを受け止めたつもりです。
しかし今、戦後70年以上経って、確かに物質的には豊かになったかもしれないけれども、なぜか将来に対する漠然とした不安が蔓延してしまっている、現代のドンヨリとした社会心理を感じずに入られません。
私は昭和55年生まれの36歳です。本日はもうすぐ1歳になる息子も来ておりますが、子育て世代でもあります。また、30代半ばという世代は、これから30年以上の間、社会に貢献していくべき現役世代でもありますし、先輩方・高齢者の皆様の安心を支えていく責任世代でもあります。
そのなかで、20代30代が抱える心理状況というのは、未来に対して希望が持てない、漠然とした社会に対する不安が覆ってしまっています。いや、もうすでにその不安は顕在化しているかもしれません。
実は昨日の夕方、そんな話を今日の事務所開きの告知を兼ねて駅前で街頭演説でしていましたら、20代前半の若者が、「お話しされていること、すごくわかります。私も20代ですがとても将来に不安を感じますし、周りにもそんな友達が多いです。どうしたらいいんでしょうか?」と、話しかけてくれました。
今まさに私たちがやらなければならないことは、前向きな社会心理を盛り上げていくことであり、明るい未来を作っていかなければならないということである思って、自分の志を立てました。
橋下徹前代表が中心となって立ち上げた維新のスピリットに、私はインスピレーションを受けて維新政治塾の門を叩きました。先ほど足立さんもお話ししてくださったように、維新のスピリットにはいくつか代表的なものがありますが、例えば「身を切る改革」は皆さんもよく聞く言葉かと思います。当たり前のことですけれども、自分に置き換えたらなかなかできないことではないでしょうか。私は今、企業経営をやっていますが、社員が50名ほどおりまして、例えば社員に厳しいことを言うのであれば、まずはトップが率先して姿勢を示すのは当たり前のことではないでしょうか。取引先に無理なお願いをするのであれば、まずは自社が姿勢を示すのは当たり前のことではないでしょうか。そうした当たり前の姿勢をずっと続けていくということは、意外に大変なことであると思います。
しかし、維新の先輩方はそれを続けてこられたし、私もそんな姿勢を続けることで、人の心を打つ政治をしたい。自分の襟を正して懸命に取り組むという姿勢で邁進していこうと思っております。
堅苦しい話だけでは恐縮だなあと思いながらお話しさせていただいておりますが、実は政治活動をはじめてとても嬉しい出来事があったので、是非ここで紹介させてください。
中学時代の恩師がいらっしゃいまして、1年次と2年次の担任をしてくださった先生なんですが、私をすごくかわいがって頂いたんです。その頃私は、自分から生徒会や学級委員などに手をあげるのが苦手だったんですが、その先生は「君は将来、リーダーになるはずだから、もっと積極的にやりなさい」といつも言ってくださって、すごく勇気付けられた思い出があります。
その先生とは、卒業以来20年以上お会いしておらず、年賀状のやり取りだけ続いている関係なんですが、今回の事務所開きのことを知っていただきたいと思い、ご案内を郵送でお送りしました。すると、お返事の手紙をいただいたんです。そのお手紙、今ここで是非紹介させてください。
※以下、お手紙の朗読。
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突然届いた、「日本維新の会 衆議院大阪府第12選挙区支部長 藤田文武事務所」の封書に、「なんだろう?」と開けてびっくり。懐かしい、また、凛々しい文武さんの顔。お父様を早く亡くされ、その後こんなにも頑張っていたなんて、嬉しい限りです。36歳という若い現役のあなたが、故郷、日本全体を「我が事」と思って、この難局を乗り越えるために立ち上がってくれたこと。さすが文武さん。中学時代の文武さんの行動に冷静沈着さを感じ、全体を俯瞰する力を感じたものでした。だから、政治家を目指したのも「やっぱり!」という感があります。
私も孫がいますが、未来の暗さばかりを思うこの頃。一人の力では何ともし難い思いに駆られていました。が、故郷や日本を再生させようとする清廉潔白なやる気のあるリーダーがいれば、なんとかできるかもと、希望が湧いてきました。
お母様は元気ですか?新しい家族もでき、奥様や愛おしいお子様のためにもご活躍ください。何よりも健康第一。文武さんの健康とご活躍を心より願っています。
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という手紙でした。最近で一番嬉しい事でした。
実はこれには後日談がありまして、私はその先生の電話番号を知らないので、いきなりお宅に行って挨拶しに行こう!と思って、一日考えていたんです。そして、手紙を読みながら人知れず涙していたんですけども(笑)。そして今も読みながら目頭が熱くなってしまったんですが…。
すると、その翌日に全く別の話で、ポスターを貼ってくださるお宅があって家の壁の角に貼らせていただいたんです。そこの奥様がとても良い方で、「裏側の壁も目立つから、裏にも貼ったら?」と言ってくださったので、貼らせていただきました。すると翌朝、事務所宛に「うちの壁に、許可なく維新のポスターが貼っている」というお電話があり、お叱りを受けました。実はその裏側の壁は、お隣の眼科医院さんの駐車場の壁だったんです。そして、「申し訳ありません、今日中にお伺いして外しに参ります!」と言って、飛んで謝りに行ったんです。するとなんと!その眼科医院の待合室に、偶然にもその先生がいらっしゃったんです!奇跡的にも20年以上ぶりの再会を果たして、二人で飛び上がって喜びあいました。
こんな奇跡的な縁をいただけた事で、自分がこれまでずっと”縁”というものを大切にしてきた生き方が正しかった事が証明されたような気がして、その日はとてもテンションが上がって活動がますます活発になりました。
この先生が手紙に書いてくださっていたように、私には幼い頃から”リーダー”というものに憧れもあったし、強さや正しさとは何かという意識や、「日本の国のために」といった思いが強かったんです。
そういうことを振り返ってみると、私の原点は亡くなった父親だったんです。父親はとても厳しい人でしたが、「受けた恩は必ず返せ。自分の育ててくれたコミュニティに対して恩返しをするのは当たり前。ひいては日本のために働きなさい。」といったことを、小さな子どもに向かっていつも言うような人でした。”三つ子の魂百までも”という格言がありますが、自分はそういう父親の思いを受け止めてこれまで生きてきて、自分の「我が事」の範囲を広げよう広げようと思って必死に頑張ってきて、家族、会社、業界、地域、そして日本というように広がってきて、その「我が事」の範囲が日本の国まで広がっていると確信を持って、今この場に立たせていただいています。
今この時代は「転換期」とも呼ばれるようになってきていますが、時代は激しく動き、世界のパワーバランスは崩れ始め、隣からミサイルが飛んでくるかもしれない危機感は高まり、内を見れば財政状況は悪いし、社会保障もどうなるかわからない。それが若い世代の漠然とした不安になって現れているのかもしれません。
しかし、この先生が勇気付けてくださったように、思いのあるリーダーが自分の身を削ってでも立ち上がって、まずやる姿勢を示すこと。お一人お一人の思いをしっかりと受け止めて、そして、思いを伝えさせていただくこと。そうすることで社会心理を高揚させて、政治のうねりを、社会のうねりを起こしていくことでしか、この日本は良くなっていかないと、私は思います。
この大阪12区という選挙区は、大物政治家の先輩お二人が、長らく議席を分け合ってきた選挙区です。対して、私は新参者で、歳も若いし、政治も素人です。
もちろん厳しい戦いに臨むにあたって、先輩議員の皆様や事務局のメンバーが、素晴らしい戦略を組んでいただいているし、それには自信も持っています。
しかし今、私は思っています。
「最後は思いが強い方が勝つ!」
そう信じて、本気で日本の将来を思い、自分の活動量を増やし、自分の身を削ってでも本気の思いを伝えていくこと。これだけしか、私は不器用だからできないと思って、全身全霊で取り組んでまいります。
本当に、お世話になったお一人お一人のご支援なくして今の私は無いし、これからこの大阪12区で維新の力を盛り上げていくことはできないと思っております。
だからこそ、本日お集まりいただきました皆様のお力を、少しでもお貸しいただきまして、応援のほどよろしくお願い致します。
ただ単に私個人を応援するというだけではなく、私を通じて、「新しい時代を切り開く政治」をするために、是非とも応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
本日は、本当に多く方々にお集まりいただきまして、誠にありがとうございました。
2017年4月23日(日)大安
日本維新の会 衆議院大阪府第12選挙区支部長 藤田文武