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イタリアで議員定数削減が決定。日本の現状は?【アベプラ出演】

2020/09/30

先日イタリアで、国会議員定数削減の是非を問う国民投票が実施され、約7割が賛成し、下院は定数630から400に、上院は315から200と、全体の3分の1以上の定数削減が決定しました。

この政治運動は世界を見渡しても画期的なことです。日本でも議員定数削減は議論はされるものの、多くの既得権益の利害調整にハードルが高く、なかなか一向に進んでこなかった実情があります。

イタリアの定数削減の目的を教科書的に言うと、①立法過程の効率化、②政治のコスト削減、③対人口比での議員数の適正化が挙げられます。しかしその根底には政治不信があり、政治の腐敗に対する国民の怒りがあります。その意味で、この結果は非常に大きなインパクトを与えるものでしょう。

先日、アベプラ「報道リアリティーショー」に出演させていただき、議員定数削減について幅広く皆さんと議論をさせていただきました。

番組の内容を記事で上手にまとめてくださっているので、是非ご覧ください。

日本では国会でなかなか前に進まずにいる議員定数削減。実は大阪府議会では、大阪維新の会が過半数を獲得した2011年に、定数が109から88へと21議席(約2割)の削減が実現しました。

身を切る改革を党のアイデンティティとして戦い続けてきた大阪維新の会にとって、この議員定数削減の実現は非常に大きな意味を持つものであり、政治家が自分たちの身分に固執しない、特権に寄りかからないという当たり前の姿勢を見せ続けることは、大改革を行っていくスタート地点だったと思います。

番組では、議員定数の議論のみならず、議員報酬や待遇のあり方、選挙制度のあり方、一院制の是非などについても話が広がりました。

司会の 平石直之 さんからは、「議員定数が削減されるとご自身も議員でいられなくなるということを考えたことはありませんか?」とのご質問もいただきました。私は議員というのは長く固執し続けるものでも、その身分を継承していくものでもなく、松井代表や橋下徹前代表がよくおっしゃっていたように、”議員は使い捨て”という心構えでやるべきだと思います。特に今は時代の転換期、変化が大きくスピードが早い時代です。国民の代表として選ばれたからには集中してとことん仕事をして、役目を終えたら去ればいい。そして、頑張った人間にはどこに行っても仕事や役割があるはずです。

民主主義を健全に機能させるためには、議員の定数や報酬のあり方、選挙制度のあり方を見つめ直さなければならない時期にきていると思います。選挙制度や政治のあり方については、ちょうど日本維新の会のマニフェストPTでも議論が進んでいるので、引き続き発信していきたいと思います。

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