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新型コロナウイルス感染症に対する漢方薬の可能性

2020/05/05

新型コロナに対する漢方の役割について、非常に興味深い論考をご紹介いただきました。(信頼するお医者様に教えていただきました。)

【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方の役割
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14426
中国では、2009年の新型インフルの際にも積極的に中医診療を導入し,その結果を論文化。
COVID-19に対して中国政府は中医治療の詳細なガイドラインを示し、治療に優れた臨床効果を持つ薬も使われているとのこと。

中国、台湾、韓国などでは、西洋医療に加えて伝統医療(東洋医療)を積極活用し、政府が正式にガイドラインも示しており、新型コロナ治療に優れた臨床効果が認められると言われる中医薬「清肺排毒湯」は効果を上げているとのこと。

もちろん、データの信頼性については検証の必要があるが、日本にも漢方医学は長い歴史の長で根付いているものであり、この事実は日本の今後の感染症予防を考える上でベンチマークすべきかもしれない。

特に新型コロナウイルスに対して、重症化した患者を漢方で治療するのは現実的ではないが、①ハイリスク患者の感染予防、②軽症患者の重症化予防については漢方の活躍分野であるとの指摘は非常に重要な指摘だと思います。

日本ではやはり西洋医学が重視されていて、漢方というとサプリメントより下に見られるイメージがあるが、国家資格を持つ医師や薬剤師の中でも漢方を中心に患者さんに対応している方も多くいらっしゃいます。

西洋医学が、病気そのものに対して直接対処する考えが中心であるのに対して、カラダ全体にアプローチして免疫や抵抗力を高めることに優れた漢方や東洋医療は、未病や予防医療が重視されるこれからの日本にさらに求められると思います。

 

 

<追記>5月11日に厚生労働委員会にて漢方について質疑しましたが、慎重な答弁でしたが今後も引き続き可能性を探ってまいりたいと思います。

 

 

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